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当プログラムに関するお問い合わせ窓口TEL.0994-32-5211

垂水市立医療センター垂水中央病院

研修施設hospital

総合診療専門プログラムの研修施設とその研修領域

1)研修施設の研修担当領域


研修施設とその担当する研修領域は下記PDFのとおりです。
鹿児島総合診療研修プログラムの施設群および専門研修領域 PDF
(上記の研修施設すべてを自由に選択できるわけではありませんので、担当者に確認ください)


2)主な研修施設
 @垂水市立医療センター垂水中央病院

 人口15千人、高齢化率40%というまちの唯一の病院として、地域の医療のほとんどを担当しているため、総合診療科・内科を中心に多彩な疾患を受け入れ、救急・外来・入院診療を行っています。また、20174月に病院敷地内に地域包括ケアセンターが設置され、訪問診療にも力を入れています(在宅療養支援病院)

D鹿児島県立大島病院

 奄美奄美群島の拠点となる病院であり、救命救急センターならびにドクターヘリの基地病院であることから、一次から三次までの救急医療を提供しています。また、へき地医療拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、管理型臨床研修病院などの指定も受けているため、多くの診療科の研修が可能です。

J枕崎市立病院

 病床の2/3を療養型病床が占めている慢性期中心の病院で、幅広い一般外来診療とともに在宅医療を積極的に行っています。また、市立病院として市の保健・福祉にも大きな役割を果たしています。

R鹿児島赤十字病院

 整形外科、リウマチ科などの専門診療が中心ですが、自治医科大学出身者が多いことより総合診療科も開設しています。また、赤十字の社会貢献活動として災害医療にも大きな役割を果たしているとともに、三島、十島のへき地診療所の診療の管理・指導も積極的に行っています。


勤務の実際

1)勤務の実際
 研修中は研修施設で原則として週4日以上の勤務(医師法上の「常勤医師」としての取り扱い)、給与は勤務する施設の職員として給与規定に基づき支払われます。各施設の待遇は原則として常勤ですが、施設によっては研修期間が1年未満の場合はレジデント(非常勤)待遇となります。義務年限内の自治医科大学卒業医師は鹿児島県職員の身分、義務年限内の鹿児島大学医学部の地域枠卒業医師については鹿児島県が勤務条件の対応を行います。また、赴任費用、宿舎・託児所の有無、健康保険なども施設・研修期間などによって異なりますので、前もって事務局に確認ください。

2)研修の中止・中断、プログラムの移動、プログラム外研修など
  研修開始時には想定していなかった理由により研修続行が困難になる場合があると思います。主な基準は下記のとおりですが、早めにプログラム責任者にご相談ください。専攻医が不利益を被らないように、最大限の対応を検討します。
1) 休止:疾病、妊娠・出産、育児、介護、その他やむを得ない理由に伴う研修期間の休止については、プログラム修了要件を満たし休職期間が6か月以内の場合は研修期間を延長する必要はありません。
2) 中断:大学院進学などのプログラム外研修、その他やむを得ない理由で6か月以上研修を中断する場合には、中断・再開の手続きが必要です。
3) 研修中の居住地の移動、その他の事情により、本プログラムでの研修続行が困難になった場合は、研修プログラムを変更することにより研修続行が可能です。


鹿児島家庭医療専門研修プログラム

鹿児島家庭医療専門研修プログラムの概要
1) プログラム基幹施設:垂水市立医療センター垂水中央病院
2)プログラム統括責任者:桑波田 聡(垂水中央病院 循環器内科部長、日本プライマリ・ケア連合学会 代議員、認定医・指導医)
3) 研修関連施設:鹿児島県内の16の公的施設(公的病院8、公立へき地診療所8)
  鹿児島家庭医療専門研修プログラムの施設群および専門研修領域 *PDF
4)定員:1年あたり6名
5) 研修期間:2年



鹿児島家庭医療専門研修プログラムの特徴
1)本プログラムは、日本プライマリ・ケア連合学会認定の家庭医療専門医を取得するためのプログラムです。家庭医療専門医は、総合診療領域におけるサブスペシャリティに位置づけられています。
2)本プログラムは、基本領域の総合診療研修プログラム「鹿児島総合診療研修プログラム」と連動しています。基本領域の「鹿児島総合診療研修プログラム」への登録と同時に、この「鹿児島家庭医療専門研修プログラム」にも登録すれば、連動研修を行うことができます。これにより、基本領域の研修開始から最短4年で「総合診療専門医」と「家庭医療専門医」の2つの専門医を取得することが可能です。
3)2018年3月以前に初期臨床研修を終了した先生も「家庭医療専門医」の取得は可能です。



専門研修の内容
1)目標 
 多くのcommon diseaseを経験し基礎的な診療能力を高め、在宅医療を含めた幅広い医療を実践できるだけでなく、多職種と良好な連携を構築でき、健診や予防接種などの保健活動や地域づくりなどにも参画できる、地域包括ケアの要となる医師を育成します。


2)研修内容
 24か月以上の家庭医療専門研修を行います。この研修は、診療所・小病院中心の家庭医療専門研修Tと、病院中心の家庭医療専門研修Uに分かれています。研修期間は、家庭医療専門研修Tが18か月以上、家庭医療専門研修Uが6か月以上です。なお、継続的ケアの経験を担保するため、家庭医療専門研修Tは、同一の施設で12か月以上連続して研修を行う必要があります。
 総合診療専門医と家庭医療専門医、両方の専門医取得を目指すこともできます。3年間の鹿児島総合診療研修プログラムでの研修開始と同時に、2年間の鹿児島家庭医療専門研修プログラムへの研修開始登録を行えば、総合診療専門研修は家庭医療専門研修としてもカウントされますので、3年+2年で合計5年かかる研修期間が最大1年短縮され、トータル4 年で両方の専門医の受験資格を取得できます。
 2018年3月以前に初期臨床を終了した先生方も「家庭医療専門医」が取得できます。その場合は、上記の研修に加えて、総合診療専門研修における領域別研修と同等の内科12か月、小児科3か月、救急科3か月の研修も必要になります。ただし、領域別研修の各領域について十分な研修歴がある場合、研修の免除または期間短縮が可能です。詳細はお問い合わせ下さい。

  日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医パンフレット*PDF


3)研修の特徴 
@ 家庭医療専門研修Tの研修施設は、へき地、離島の診療所や地方の中小病院であるため、地域住民との距離が近く、高齢者医療を中心とした家庭医としての外来・訪問診療などについて学ぶことができます。また、家庭医療専門研修Uの研修施設は、地方の中核病院であるため、病院総合医として幅広い疾患に対応できる能力を養うことができます。
A 当プログラムの連携施設の大部分に日本プライマリ・ケア連合学会指導医が在籍しています。施設によっては複数の指導医で指導できる体制が整っており、プログラム全体で質の高い指導体制を確保しています。なお、へき地診療所の多くは医師1名体制であるため常勤指導医は確保できませんが、遠隔テレビ会議システムなどによりバックアップ施設との円滑な連携がとれており、また指導医も定期的な訪問・指導を行っているため指導体制に問題はありません。

  リンク 家庭医療専門医制度 https://www.shin-kateiiryo.primary-care.or.jp/




鹿児島大学大学院医歯学総合研究科離島へき地医療人育成センター

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